5月も中旬になり、汗をかく日が増えましたね。
汗をかくと肌がかゆくなる、、、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
特に、小さなお子さんは、かゆみから肌をかき壊してとびひになるなんてこともあり、ママさんたちにとっては心配な時期になったともいえますね。
今回は、汗をかいて肌がかゆくなってしまったときや、あせも・とびひ対策にも使えるペパーミントウォーターをご紹介します。
私たちの肌は「弱酸性」
表皮・真皮・皮下組織。
この3層でできている私たちのお肌。
そして、お肌の一番上にある表皮を覆っているのが「皮脂膜」です。
皮脂膜は、
・皮膚が剥がれるのを防ぐ
・外からの刺激をブロックする
・体の内側から水分が逃げないようにする
など、いろいろな働きをしてくれています。
そんな皮脂膜は、皮脂と汗が混ざり合ってできた天然の乳液のようなもので、通常、pH5.2~5.8の弱酸性を保っています。
これが、私たちのお肌は弱酸性なんですよと言われる理由。
この弱酸性も、お肌のバリア機能にとって、とても重要。
皮膚にはたくさんの菌(常在菌)がいますが、皮脂膜が弱酸性を保てていることで、むやみやたらと菌が増えることなく、皮膚感染症を防いでくれてもいるのです。
ところが、汗をたくさんかくと、皮脂膜の弱酸性が保てなくなり、アルカリ性に傾いてしまいます。
これがお肌への刺激になり、かゆみにつながってしまうのです。
しかも、弱酸性を保てないということは、皮膚常在菌のバランスも崩れてしまうということ。
皮膚感染症のリスクがあがります。
お肌をかき壊して傷ができていたりしたら、、、より危ないですよね。
ペパーミントウォーターがおすすめな理由
お肌のpHバランスが崩れてかゆくなるのなら、バランスを整えてあげればいいですよね。
ペパーミントウォーターをはじめとするハーブウォーターたち。
「弱酸性」という特性があります。
アルカリ性に傾いてしまったお肌に、弱酸性のハーブウォーターを吹きかけることで、すばやくpHバランスを回復させることができます。
pHバランスを整えることだけ考えるのなら、ペパーミントウォーター以外のハーブウォーターでも大丈夫。
そのなかでもペパーミントウォーターをおすすめする理由は、
・スーッとした冷却感がかゆみを鎮めてくれる
・抗菌作用などが期待できるので皮膚感染症の予防にもなる
といったところです。
すーっとした冷却感が感じられるのは、メントールという成分のおかげ。
メントールは、お肌の「冷たさ」を感じる受容体を刺激します。
実際にお肌が冷たくなるわけではないのですが、受容体が刺激されるので冷却感を感じるのです。
かゆいところを冷やしたら少し楽になりますよね。
メントールの冷却感が、かゆみを鎮めるのに役立ちます。
pHバランスが崩れたお肌は、常在菌が増殖しやすい状態です。
抗菌作用のあるペパーミントウォーターを使うことで、常在菌の増殖を抑え、皮膚感染症を予防することが期待できます。
抗菌作用が期待できるハーブウォーターは他にもあります。
でも、冷却感とのW効果となると、、、やっぱりペパーミントウォーターなのです。
ハーブウォーター ペパーミントウォーター(プラナロム輸入元 健草医学舎) 価格:2,376円 |
抗菌作用をさらにプラスしたいときは、ティートゥリーウォーターとのブレンドがおすすめです。
ハーブウォーター ティートゥリーウォーター(プラナロム輸入元 健草医学舎) 価格:2,376円 |
冷却感や抗菌作用は、ペパーミント精油にも期待できます。
ただし、ハーブウォーターと違って、
・薄めないと使えない
・有効成分が濃いので刺激もある
・乳幼児や高齢者などには向かない成分が比較的含まれている
などの注意事項があるので、あまり手軽ではありません。
その点、刺激がゼロではないものの、精油と比べたらかなり低刺激で、しかも、そのまま肌につけて使えるハーブウォーターはとても便利です。
ハーブウォーターにも、ケトン類という乳幼児や高齢者に向かない成分が含まれていないことはありませんが、含有率がかなり少ないので、精油ほどリスクはありません。ほぼなしと言ってもいいくらいです。
気をつけたいこと
刺激が少なくて使いやすいペパーミントウォーター。
これからの季節、大活躍してくれますが、取り扱いでちょっと気をつけていただきたいことがあります。
ハーブウォーターは99%以上が「水」です。
そのため雑菌などが繁殖しやすいというデメリットがあります。
以下の注意点に気をつけて使ってくださいね。
・開封したら早めに使い切る
・容器の口に触れない
・できるだけ涼しいところで保管する(特に開封後)
汗によるかゆみだけじゃなく、虫刺されのかゆみなどにも使われるペパーミントウォーター。
これからの季節、大人気になりますので、早めに確保してご自宅の冷蔵庫に常備してくださいね。
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